2015年05月12日

皮張について

 今、三線の皮張は蛇皮張り、人工張り、絹張り、二重張り
とあるが、蛇皮張りは音域が広く音にも余韻があるし、八チ
切れるようなきれいな音がでる。ただ欠点は、破れやすい
し年月がたてば皮が伸びてもくる。人工皮は、音が高く奄美
の民謡などには適しているみたいだ。長所として破れにくく
一度張ると半永久的に長持ちする。私の三線工房にも人工
皮の出始めの頃(約30年以上前)の人工皮があるが、今だ
に破れず頑丈だ。まさに三線屋なかせだ。
 絹張りは音はいいのだが破れやすい。蛇皮張の音のきれ
さと、やぶれやすさを補ったのが二重張りである。二重張り
は一枚目に人工皮を二枚目に蛇皮を重ねる。






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Posted by 崎原三線店 at 13:45│Comments(2)三線棹作り、皮張
この記事へのコメント
半永久的にもつなら、人口皮もいいですねー、
でもやはり島の三線と言えば、
「蛇皮」のイメージが強いですねー!
Posted by のんちょ at 2015年05月19日 15:01
人工皮は値段も安く雨の日でも張れる長所はあるけど、音域が狭くすぐにあきてしまう欠点がある。最初三線を始める方は蛇皮のほうがいいとおもう。
Posted by 崎原三線店崎原三線店 at 2015年05月26日 14:43
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